セミナータイトル・キャッチコピーの作り方と今すぐ使える雛形16選

セミナー

はじめに

セミナーを開催するにあたり、セミナータイトルやキャッチコピーは集客に繋がる重要な要素といえます。効果的なセミナータイトルやキャッチコピーを作成するには、基本となる手順やポイントを知っておく必要があるほか、雛形を活用することも有効です。
そこで本記事では、セミナータイトルやキャッチコピーを作る際の手順やポイントについて触れながら、今すぐ使えるセミナータイトルの雛形8つと、キャッチコピーの雛形8つを紹介します。

セミナータイトル・キャッチコピーを作る際に知っておくべきこと

セミナータイトルは、セミナーの内容を端的かつ明確に表現するものです。また、キャッチコピーは、セミナータイトルで表しきれない内容を、補足的に表現するものです。
セミナーの開催前、参加者となるターゲットが最初に目にするセミナータイトルやキャッチコピーは、集客を左右する重要な役割を担っています。日々、数多くのセミナーが開催されている昨今、そのなかから選んでもらうためには、セミナータイトルやキャッチコピーを見たターゲットに「参加したい」と感じさせなくてはなりません。
ついては、基本となる手順や盛り込むべき要素、知っておくべきポイントを確実に押さえ、集客に繋がる効果的なセミナータイトルやキャッチコピーを作成する必要があります。

セミナータイトル・キャッチコピーを作る手順

集客に繋がるセミナータイトルやキャッチコピーを作るには、基本となる手順に沿う必要があります。事前の準備もないまま、いきなり考え始めても、魅力のある効果的なものを作るのは難しいでしょう。以下の手順を確実に実践することが大切です。

  1. セミナーのターゲットを定める
  2. ターゲットの課題や悩みを整理する
  3. セミナーが提供する解決策を明確にする
  4. セミナータイトル・キャッチコピーにまとめる

まずはセミナーのターゲットを明確に定めることがポイントです。「誰に向けてのセミナーなのか」が明確になっていないと、セミナータイトルやキャッチコピーだけでなく、資料作成や集客施策など、その後のあらゆるプロセスが一貫性のない非効率なものになってしまうからです。

セミナータイトル・キャッチコピーに盛り込むべき要素

セミナータイトルやキャッチコピーに盛り込むべき要素を考える際に活用したいのが「4Uの原則」です。「4Uの原則」は、ダイレクトマーケティングの分野で広く知られる起業家マイケル・マスターソン氏によって提唱されました。
「4Uの原則」のなかで掲げられているのは、以下4つの要素です。セミナータイトルやキャッチコピーに盛り込む際の一例とともに紹介します。

  • 有益性(Useful):参加者がセミナーから得られるベネフィットや参加後の未来が想像できる言葉など
  • 独自性(Unique):独自性あふれるユニークな表現や自社ならではの強みなど
  • 緊急性(Urgent):申し込みの期限や参加人数の上限など
  • 朝具体性(Ultra Specific):明確な数字や「何を、どのように」といった「5W1H」の要素などにより他の3要素の具体性をより高める

 

セミナータイトル・キャッチコピーを作る際のポイント

セミナータイトルやキャッチコピーを集客に繋げるためには、主に以下のポイントを意識して作成する必要があります。

  • セミナーのターゲットを明示する
  • セミナーの特徴を盛り込む
  • 参加者が得られるベネフィットを盛り込む
  • 参加者のニーズを満たす言葉を使う

これらはどれも、前項で触れた「4Uの原則」で掲げられている4つの要素のいずれかに含まれる内容になっています。必ずしも全てをセミナータイトルやキャッチコピーに反映させる必要はありませんが、より多くのポイントを押さえているほど、魅力的で集客に繋がるものとなる可能性が高まります。
なお、本章の内容についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご参照ください。
セミナータイトルで意識したい10のポイントや集客に繋げる雛形

セミナータイトルで今すぐ使える8つの雛形

これまでの内容を踏まえて、以下より、今すぐ使えるセミナータイトルの雛形を8つ紹介します。セミナーの内容に合わせて適切な要素を当てはめたうえで、複数の雛形を組み合わせることもしながら、集客に繋がる効果的なセミナータイトルを作成してください。

セミナータイトル・雛形1:セミナーの特徴とターゲットの明示で惹きつける

 

<雛形1>
どこよりも分かりやすい〇〇向け『△△』の使い方と□□個のポイント

「どこよりも分かりやすい」というセミナーの特徴を盛り込むことで、有益性や独自性をアピールしています。また、セミナーのターゲットと具体的な数字を盛り込み、有益性と超具体性をリンクさせています。「□□個のポイント」という部分は、数字が大きいほどインパクトがありますが、無理に増やすことなどはせず、実情に沿った現実的な数字に留めておくのが得策です。

セミナータイトル・雛形2:ニーズを満たす言葉でベネフィットをアピール

 

<雛形2>
〇〇が語る△△を簡単に手に入れるための□□セミナー

セミナー講師を明示のうえ、「簡単」という参加者のニーズを満たす言葉や、セミナーから参加者が得られるベネフィットを盛り込むことで、総合的に有益性や独自性をアピールしています。また、超具体性となる「何を、どのように」といった「5W1H」の要素も含まれるセミナータイトルとなっています。なお、「5W1H」の要素を含める場合は、あまりに要素を盛り込みすぎて冗長にならないよう、注意が必要です。

セミナータイトル・雛形4:トレンド感と講師で惹きつける

 

<雛形4>
〇〇な人必見!今話題の△△が初めて公開する究極の□□セミナー

セミナーのターゲットを明示しながら、「今話題の」という言葉によりトレンド感を演出することで、有益性・独自性・緊急性をアピールしています。また、セミナー講師や、「必見」「初めて」「究極の」といったキャッチーなワードを含めることにより、セミナーの特徴を表現し、有益性や独自性をさらに強調しています。話題の人物がセミナー講師として登壇する場合は、ぜひ活用したい雛形です。

セミナータイトル・雛形5:ニーズを満たす言葉と数字で有益性をアピール

 

<雛形5>
すぐに実践可能!〇〇が△△%アップした『□□』の極意

数字・データによる超具体性に加え、「すぐに」という参加者のニーズを満たす言葉や、「極意」というキャッチーなワードにより、セミナーの有益性や独自性をアピールしています。単に「アップした」ではなく、「〇〇が△△%」という超具体性を加えることで、セミナーの有益性が強調されています。

セミナータイトル・雛形6:講師の肩書や権威性で惹きつける

 

<雛形6>
〇〇歴△△年の□□が教えるXX個の法則

数字・データによる超具体性、セミナー講師の肩書・権威性を示すことによる有益性や独自性が盛り込まれたセミナータイトルとなっています。「XX個の法則」「□□個の方法」「△つのポイント」といった言葉を含める手法は、Web記事の見出しなどで比較的目にすることの多いものですが、セミナータイトルでも効果的となる可能性があります。

セミナータイトル・雛形7:今回だけという緊急性をアピール

 

<雛形7>
今回だけの特別公開!〇〇人を成功に導いた△△の真髄

「今回だけの」という言葉による独自性や緊急性、数字・データによる超具体性、「真髄」というキャッチーなワードによる有益性が盛り込まれています。セミナータイトルに「真髄」「極意」「究極の」といった強い力を感じさせる言葉を利用する場合は、それだけで相応のインパクトを与えることがあるため、全体として大げさすぎる表現にならないよう注意が必要です。

セミナータイトル・雛形8:講師の実績を積極的にアピール

 

<雛形8>
全国トップの〇〇を誇る△△のプロが伝授する□□の手法

セミナー講師の肩書・権威性を示しながら、それをセミナーの特徴に繋げることで、有益性・独自性をアピールしています。特に、「全国トップ」など特筆すべき実績のある人物がセミナー講師として登壇する場合は、それを積極的にセミナータイトルに含めて、アピールすることをおすすめします。

セミナータイトルにおけるキャッチコピーで今すぐ使える8つの雛形

セミナータイトルの雛形に続いて、セミナータイトルにおけるキャッチコピーの雛形を、以下で8つ紹介します。セミナータイトルと同様、セミナーの内容に合わせた要素を当てはめながら、複数の雛形を組み合わせるなどして、集客に繋がる効果的なキャッチコピーを作成してください。

キャッチコピー・雛形1:疑問形で興味を惹きつける

 

<雛形1>
なぜ、〇〇は△△なのに、□□に成功したのか?

セミナーの有益性や独自性を感じさせるキャッチコピーです。疑問形によって意外性を強調することでインパクトが期待できるほか、「△△なのに」の部分を「△△だったのに」とすれば、ビフォーアフターの形となり、現状から進化した未来の姿を参加者に想像させることも可能になります。

キャッチコピー・雛形2:参加者の想いに応える

 

<雛形2>
〇〇しなくても、△△は手に入る

これも意外性を示すことで、セミナーの有益性や独自性を感じさせるキャッチコピーです。一般的に人は手間や時間がかかることを嫌がり、そうならないための解決策を求める傾向があります。そのため、参加者が持っている「可能であれば避けたい」「できる限りやりたくない」といった想いに応えることで、ニーズに訴求し、共感を得られる可能性があります。

キャッチコピー・雛形3:劣等感や危機感に訴求する

 

<雛形3>
いつまでも〇〇でいいんですか?今こそ△△する時

参加者の劣等感や危機感に訴求することで、セミナーの有益性や緊急性を感じさせるキャッチコピーです。さらに、「今こそ」という言葉でそれを強調することにより、何らかの理由で行動に踏み切れない参加者の背中を押しながら、セミナーへの期待を促すものとなっています。

キャッチコピー・雛形4:参加者の欲求を満たす

 

<雛形4>
たった〇〇するだけで、△△を手に入れた秘密

「たった」という参加者のニーズを満たす言葉でセミナーの有益性や独自性をアピールしながら、「秘密」というキャッチーなワードによってそれを強調しています。前述の通り、人は手間や時間がかかることを嫌がり、それを避ける方法を求める傾向にあるため、その欲求に応える形のキャッチコピーとなっています。

キャッチコピー・雛形5:悩みに対して訴えかける

 

<雛形5>
〇〇したくても、できないのにはワケがある

「何かをしたいのにできない」というのは多くの人が抱えている悩みです。それに対して「ワケがある」といわれれば、聞いてみたくなるのが当然の心理でしょう。その心理に訴えかけることで、セミナーの有益性や独自性をアピールするキャッチコピーです。

キャッチコピー・雛形6:悩みが解決する期待を抱かせる

 

<雛形6>
もう〇〇で悩む必要はありません

前項と同様、参加者の悩みに対して訴えかけることで、セミナーの有益性や独自性をアピールするキャッチコピーです。自分の悩みに対して、「そんな必要はない」と否定されれば、誰もがその理由を聞いてみたくなります。また、「ありません」という呼びかけるような文体によって、参加者の当事者意識が喚起され、興味・関心が高まる可能性があります。

キャッチコピー・雛形7:未来の姿を想像させる

 

<雛形7>
いつか〇〇になりたい人へ

参加者が理想とする未来の姿を想像させることで、セミナーの有益性をアピールするキャッチコピーです。前項と同様、参加者に向かって呼びかけるような文体によって、より興味・関心を高められる可能性があります。また、ターゲットをセミナータイトルに含められなかった場合は、「人」の部分をターゲットを表す言葉に置き換えるのも有効です。

キャッチコピー・雛形8:意外性を強調して惹き付ける

 

<雛形8>
実は、〇〇は△△だった

「実は」という言葉で意外性を強調し、全体として常識を覆すような雰囲気を醸し出すことで、セミナーの有益性や独自性をアピールするキャッチコピーです。参加者における心理的なギャップを刺激し、興味・関心を自然な形で喚起することが可能です。
なお、上述した8つの雛形以外にも、セミナータイトルにおけるキャッチコピーの雛形にはさまざまなものが考えられます。例えば、数字やデータをセミナータイトルに含められなかった場合、キャッチコピーに盛り込むことで、超具体性を演出するといった方法も効果的です。その場合の文体は、セミナータイトルの雛形にあるものと大きく変える必要はありません。

まとめ

以上、セミナータイトルやキャッチコピーを作る際の手順やポイントについて触れながら、今すぐ使えるセミナータイトルの雛形8つと、キャッチコピーの雛形8つを紹介しました。
繰り返しになりますが、セミナータイトルやキャッチコピーは、セミナーの集客を左右する重要な要素です。作成するにあたっては、基本となる手順を押さえ、ポイントを意識しながら改善を重ねる必要があります。決して簡単ではありませんが、本記事を参考に、ぜひ魅力的なセミナータイトルやキャッチコピーを作り上げて、多くの参加者を集めてください。

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