LINEのビジネス活用事例5選|集客で成果を出すためのコツを解説

マーケティング

はじめに

LINEのビジネス活用は急速に広まりつつありますが、一般的なSNSマーケティングとの違いがよくわからないという担当者の方は少なくないでしょう。LINE公式アカウントの機能や活用事例を詳しく知ることで、自社に合ったビジネス活用の方法がわかります。
本記事では、LINEのビジネス活用について、LINE公式アカウントの機能や具体的な活用事例、成功のコツをお伝えします。集客や販促を目的としてLINEのビジネス活用を検討されている担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

LINEのビジネス活用が注目されている背景

まずはLINEのビジネス活用が注目されている背景として、以下3つのポイントを解説します。

  • 圧倒的なユーザー数
  • 開封率の高さ
  • リピーター獲得率の高さ

圧倒的なユーザー数

LINEのビジネス活用が注目されている最大の理由は、その圧倒的なユーザー数です。公式資料「LINE Business Guide(Summary)」によると、2022年12月末時点での国内月間利用者数は9,400万人となっており、日本の人口の約70%にあたります。
インターネットを活用したマーケティングとしては、TwitterやInstagramを使ったSNSマーケティングも人気です。しかし、総務省の「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代~60代においてLINEの利用率は92.5%、Instagramは48.5%、Twitterは46.2%となっています。LINEの普及率が圧倒的であることがわかります。
また、LINEは単純にユーザー数が多いだけではなく、属性の偏りがないのも大きな魅力です。Instagramは10~40代の女性、Twitterは10~40代の男女が中心ですが、LINEは幅広い世代にわたって男女ともに利用率が高いのが特徴です。より多くの人にリーチしたい企業にとって、LINEは魅力的なプラットフォームだといえるでしょう。

開封率の高さ

LINEのビジネス活用が注目されている理由として、メッセージの開封率の高さも挙げられます。LINEは一度「友だち」になれば、メッセージを開封してもらえる可能性が高いのです。
メルマガやSNSでは、ユーザーがメールの受信ボックスやSNSを開かない限り、メッセージや投稿は目に入りません。しかし、LINEであれば日常的に開く習慣のある人が多いため、自然と開封されます。

リピーター獲得率の高さ

LINEのビジネス活用は、リピーター獲得率の高さも魅力です。
マーケティングには2:8の法則(パレートの法則)というものがあり、売上全体の8割を顧客の2割が生み出しているとされています。つまり、自社の商品やサービスを愛好する2割のリピーターが何度も利用してくれることで、売上の大部分が成り立っているということです。
LINEで企業と友だちになってくれるユーザーの多くは、商品やサービスを体験したことのある人です。LINEを活用してコミュニケーションを継続することで、より多くのリピーターが生まれるきっかけになるでしょう。

LINE公式アカウントの主な機能

LINEの公式アカウントでは、基本的なメッセージ送信以外にも、以下のようにさまざまな機能が使えます。

  • メッセージ配信
  • チャット
  • リッチメッセージ
  • リッチメニュー
  • ショップカード
  • クーポン配布
  • 投票・アンケート

各機能の概要とビジネスでの活用方法を見ていきましょう。

メッセージ配信

LINEでのコミュニケーションの基本ともいえる、メッセージの配信機能です。友だちになってくれたユーザーに対し、直接メッセージを送れます。
メッセージを送信すればプッシュ通知で表示されるため、高い開封率が期待できます。通知がオフになっている場合でも、日常的にLINEを使う人であればメッセージが目に留まる可能性は高いでしょう。新商品やキャンペーンの情報、クーポンの配布など、来店・購入を促すのに最適です。

チャット

メッセージ配信と同様、LINEでのコミュニケーションの基本である「チャット」も公式アカウントで利用できます。ユーザーからの問い合わせに対して返答することで、問い合わせ窓口のような機能を果たすことも可能です。
また、LINE公式アカウントにはチャットボット機能も搭載されています。たとえば、飲食店の場合なら店舗の予約やメニュー、価格などの問い合わせがあった際、自動で回答するよう設定が可能です。電話・メール対応の手間が減るため、業務の効率化にも高い効果が期待できるでしょう。

リッチメッセージ

リッチメッセージとは、テキストと画像を1つの投稿にまとめることで視覚的な訴求力を高めたメッセージのことです。
企業アカウントとしてメッセージを配信する場合、新商品や新メニュー、キャンペーン告知をテキストだけで送信しても目に留まりにくいでしょう。画像だけの場合も、説明不足が起きやすくなります。
リッチメニューではテキストと画像をセットで配信できるため、十分な情報量を持ちながら視覚的にも目に留まりやすくなります。

リッチメニュー

リッチメニューは、トーク画面の下部に表示できるメニューです。メニュー内容は自由に設定可能で、たとえば来店予約やアクセス情報、クーポン、よくある質問などを設置できます。ユーザビリティが向上するため、LINEの活用が成果に直結しやすくなるでしょう。
また、わかりやすいメニューを設置しておくことでユーザーが使い方に迷わなくなるため、問い合わせ件数の減少も期待できます。

ショップカード

ショップカードでは、従来のポイントカードの役割をLINE上で提供することが可能です。来店や商品購入の特典としてポイントを付与し、リピート率の向上につなげます。
ショップカードを活用すれば、店舗側は紙のポイントカードを発行する手間やコストを削減できます。ユーザー側にとっても、紙のポイントカードを個別に管理する必要がなくなるため、双方にメリットのある機能だといえるでしょう。

クーポン配布

LINE公式アカウントでは、特定の商品・サービスの割引クーポンを配布することが可能です。
友だちに登録してもらったタイミングで発行したり、定期的に配布したりすれば、来店のきっかけになるでしょう。新しい商品やサービスを発売する際にクーポンを配布し、認知を獲得するのも有効な手段です。

投票・アンケート

投票・アンケート機能では、ユーザーの好みや意見を集めることが可能です。新しいメニューについて意見を求めたり、既存商品の人気投票を行なったりといった使い方が考えられます。新たな商品・サービスを開発する際の参考データとして、貴重な資料になるでしょう。
調査会社に委託することなくアンケート調査を手軽に実施できるのは、LINE活用の大きな強みです。

LINEのビジネス活用事例5選

ここでは、実際にLINEをビジネスに活用する方法として、以下5つの事例を紹介します。

  • お得情報・クーポンによる販売促進
  • スタンプ配信による認知向上
  • ユーザーアンケートの実施
  • ユーザーLTVの向上
  • セミナー・ウェビナーへの誘致

お得情報・クーポンによる販売促進

LINEでお得情報やクーポン配布を実施することで、来店率を大幅に向上させることが可能です。
たとえば、スーパーなどの小売業でイベント情報や試供品プレゼントの案内をLINEで流せば、従来のチラシによる宣伝よりも高い効果が期待できるとされています。LINEはユーザー数が圧倒的に多いため、ターゲット層にもれなくリーチできます。
まずはクーポンの配布などによって友だち登録を促し、イベントやキャンペーンの際に告知を流せば、大きな反響が得られるでしょう。

スタンプ配信による認知向上

家族や友人とのやりとりに使えるスタンプを無料で配信するのも、認知向上の手段として有効です。
たとえば、女性の利用率が低いと悩んでいる場合であれば、女性ウケのするキャラクターを使ったLINEスタンプを作成し、友だち登録で無料配布します。キャラクターを通じて商品・サービスの認知度が高まるほか、友だち登録が完了していることで、その後のクーポン配布などによる来店促進が可能になります。
LINEスタンプを日常的に使うユーザーは多いため、人気が出ればどんどん利用者が増え、そのぶん認知が向上するという好循環が生まれるでしょう。

ユーザーアンケートの実施

LINEでユーザーアンケートを実施することで、友だち登録を促しながら自社事業の改善につながる貴重な顧客データを獲得できます。
たとえば、化粧品や健康食品などを扱う場合、ターゲットとするユーザー層に対し、アンケート回答でプレゼントが当たるキャンペーンを実施します。美容グッズなど魅力的な商品をプレゼントとして用意すれば、友だち登録による顧客リストの獲得とアンケートによる顧客データの収集を一気に達成できるでしょう。
基本的なユーザーの属性に加え、普段抱えている悩みや商品への興味・関心度合いを回答してもらうことで、より的確な商品開発・マーケティング施策の投下が可能になります。

ユーザーLTVの向上

Life Time Value(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)の略であるLTVは、1人の顧客が特定の企業やブランドにもたらす価値の合計を表す指標です。たとえば、月額1,000円のサービスを3年間利用してもらえる場合、LTVは1,000円×36ヶ月=36,000円となります。
LTVの高い顧客は、長期間に渡って企業に利益をもたらすため、いかにLTVを高めるかが事業成長にとって重要です。LINEを活用することで、クーポン配布によって再来店を促したり、ショップカード機能によって来店を習慣づけたりといった施策が可能になります。
リピーター獲得率の高いLINEでのアプローチは、LTVの向上に直結するといえるでしょう。

セミナー・ウェビナーへの誘致

セミナー・ウェビナーへの誘致にも、LINEが効果を発揮します。
商品やサービスの内容によっては、単価の高さによってLINEでの告知だけでは成約に至らないケースもあります。たとえば、コンサルティングなどの業種が挙げられるでしょう。このようなビジネスでは、セミナー・ウェビナーなどを開催することでより詳しい情報を伝え、成約に結びつける必要があります。
しかし、いきなりセミナーの案内をしても、応募する人は少ないはずです。まずはLINEでの友だち登録を促し、日々の発信のなかで顧客を育成(ナーチャリング)しましょう。関係を構築できたあとであれば、セミナー・ウェビナーの参加率も上がります。日常的に情報提供をしたうえで、セミナー・ウェビナーを通してより深い解説をすれば、購入・契約につながる可能性が高まります。
また、セミナー・ウェビナーの参加率を上げるには直前のリマインドが重要であり、その手段としてもLINEは効果的です。

LINEのビジネス活用を成功させるコツ

LINEを活用してビジネスを成長させるには、以下3つのコツを押さえる必要があります。

  • 機能を使いこなす
  • 配信の回数・タイミングに注意する
  • 丁寧なコミュニケーションを心がける

順番に見ていきましょう。

機能を使いこなす

今回紹介した通り、LINE公式アカウントにはメッセージやチャットといった基本機能以外にもさまざまな使い方があります。各機能の使い方や活用方法を理解し、適切に運用しなければ、大きなマーケティング効果は生まれないでしょう。
友だち集めや認知向上、来店促進など、目的にあわせて最適な機能を使い、事業の成長につなげていくことが大切です。

配信の回数・タイミングに注意する

LINEのメッセージは開封率が高いため、1度友だちになってもらえれば、リピートを促すための最高のツールとなります。
しかし、あまり頻繁にメッセージを配信し過ぎると、ブロックされてしまう可能性もあります。日常的に使うツールだからこそ、配信頻度や配信時間には十分に配慮し、ユーザーに嫌がられないような運用が大切だといえるでしょう。

丁寧なコミュニケーションを心がける

LINEでは、SNSのような1対多数ではなく、1対1での個別対応が基本となります。ユーザーと関係を作るうえでは強みだといえますが、気の緩みによって雑な対応になってしまうケースがあるため注意が必要です。
少しでも不適切な対応をしてしまえば、SNSなどで拡散され、炎上してしまう可能性もあります。個別の対応だからと気を抜くことなく、一人ひとりのユーザーに対して誠意を持ってコミュニケーションするようにしましょう。

まとめ

本記事では、LINEのビジネス活用について、LINE公式アカウントの機能や具体的な活用事例、成功のコツをお伝えしました。
TwitterやInstagramを使ったSNSマーケティングは人気ですが、ユーザー数やカバー率でいえばLINEが圧倒的に勝ります。ショップカードやクーポン、アンケートなどの機能を使えば、さまざまな角度からユーザーの来店・購入を促し、ビジネスの成長につなげられるでしょう。
また、サービスの単価が高く、クーポンやプレゼントの配布だけでは成約が難しいケースでも、LINEの活用とセミナー・ウェビナーの開催を組み合わせることで、成果につながりやすくなります。自社ビジネスの特徴に合わせ、うまくLINEを活用していきましょう。

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