
目次
はじめに
モノが売れない、お店に人が来ない、顧客が見つからない等、こう言った悩みや不安は特に独立した当初に経営者に降りかかってきます。また事業運営をしていて、インターネットの活用をしたいけど、よく分からないからまずはアナログ集客の方が安そうだし、簡単そうだからやってみようと思われる方も多いようです。ですので、今回は効果がそれなりにあると思われるアナログな集客方法に関して考えてみました。また、いつもの集客方法ではターゲットとしている層を取り切ってしまった、新しい集客方法を試してみたいという方もアナログな方法を試してみてください。
ここに書かれているすべての手法は広告分の中身、コピー、オファーで反応率は変わるのですが、まずは方法論としてまとめてみました。
アナログの集客方法10選
FAXDM
FAXDMは特にBtoBビジネスの場合は、それなりに反応が取れるケースも多々あります。電話代が下がってきた事や価格競争などもあり、1件あたりの送信単価が5円~10円当たりで送れるのも大きなメリットです。しかし受信側の会社の用紙やインクを使ってしまいますので、クレームを引いてしまうことも。その場合の対応でスタッフのテンションが下がることも考えられます。リストはFAXDM会社でもレンタルしているケースが多いですので、地域や業種に絞った配信を行えますので、それなりに効果的なアプローチも可能です。FAXDMを考える際は、送信先に丁重な対応を心掛けましょう。
※BtoCの場合は、そもそもFAXを持っていなかったりと言う理由もありますが、そもそも相手がFAXでのDMの受信を許可していなければなりません。
DM(ダイレクトメール)
1番よく聞くアナログ集客の代表格のDM(ダイレクトメール)。DMには大きな短所があります。それは1件当たりの送信単価が50円~200円以上はするという事です。※内容や重さ等により変わる。しかし生きた住所であれば、きちんと相手のポストに入り、封を開けてもらえれば、かなりの情報量を相手に伝えられる方法でもあります。そしてきちんとセグメントされ、関係性の構築をされたリストであれば、かなりの成約率を上げる可能性もあります。とあるエステサロンでは約700件のリストにDMを送った所、約3割以上の210件以上の予約が入りました。問題は郵送先のリスト、郵送代、印刷代です。生きた顧客リストがあれば、試してみる価値はありそうです。
ポスティング広告
ポスティング(広告)は限定された地域に、確実に情報を届けたい時には効果的です。顧客リストが無ければ、自社の商圏のポストに何度かのチラシを入れに行きましょう。簡単そうに見えて、それなりにテクニックもあるのですが、まずは数を打つ事から始まります。言わば足で客数を稼げる可能性があるということ。最近ではポスティングの代行会社も増えてきていますので、自分では巻きたくないけど、外部に委託したいという方は検討してみても良いかも知れません。
折込チラシ
ポスティングと同じようにチラシを撒くのですが、ポスティングと違う所は新聞の購読者層に一気に配布できるというところ。しかし新聞の購読者が減っているのと顧客対象者にピンポイントで届くわけではない(単身世帯や高齢者、家族持ちなどバラバラ)ので反応率は薄いようです。スーパーのように対象者の範囲が広い場合はそれなりに効果的でしょう。
展示会への出展、業界が集まる場での出展
これもターゲットに絞った(ブースの)出店が可能ですので、それなりに良い見込み客が集まります。ポイントは集めた名刺のフォローアップが鍵です。展示会などはあくまで見込み客を集める場。その場で成約を見込めない上に、その相手は他にも色々と他の商品やサービスを見て回ります。他社に持っていかれないように適切に見込み客をフォローアップしなければいけないでしょう。
飛び込み営業
直接顧客の顔を見て、会話を出来るのは良い点です。しかし断られることが前提、決済者が不在の可能性も高く、会えたとしても相手の欲しいタイミング、(時間や費用の)余裕のあるなしは計れません。なので効率的ではなく、強い精神力も求められます。しかし人柄が良く、良い商品やサービスを取り扱っている場合は、それなりに結果を残せる可能性もありますので、地道に頑張れる方には選択肢の1つでしょう。
テレアポ
BtoBの場合はインターネット広告やタウンページなど、個人の場合は自社の顧客リストやハローページなどでひたすら電話で案内していきます。声で相手の雰囲気が分かるので、上記の広告手法よりは対話力が求められますが、逆に言うと相手によって変化を付けやすく、対応はしやすいです。断られることが前提ですので、それなりの精神力を求められますので、高額商品の案内などには向いているかもしれません。

紹介(営業)
もっとも古典的で、もっとも強力な集客方法は昔も今も紹介です。集客したいと言うことはまずは会う、来店してもらうことから始まります。紹介者がいる場合はその紹介者の信用もあなたに加わりますので、紹介(営業)は会うという集客の土俵に乗せることはそれなりに容易いでしょう。注意点は紹介者の顔を潰さないように、きちんとしたセールストーク、商品やサービス提供を行うことを意識すべきです。でないとこの紹介営業の方法は続きません。
看板
場所が良ければ思わぬ数の集客が出来ることも可能ですし、それなりの数が来なくても一定数の集客は見込めます。ポイントは看板に書くキャッチコピーやオファー内容です。飲食店の場合はその日の仕入れのメニューなど、おすすめ情報を入れるのも良いでしょう。商業看板の場合は、キャッチーなコピーやダイレクトオファーでそれなりの反応が出る可能性もあります。しかし露出度が高い看板はそれなりに高く、年単位の契約等が必要にもなってきます。
デジタルサイネージ(電子看板)
店舗ビジネスの場合、お店の前に置いておくだけで、見込み客へアプローチできます。看板よりもメッセージ内容は多く伝えられ、目立ちます。表現力は豊富なので考えがいもありますが、ツールとしては高額なものもあったり、毎月の費用もかかったりするものもありますので、色々と話しを聞いて判断しましょう。

最後に
冒頭にも書きましたが、ここに書かれているすべての手法は広告分の中身、コピー、オファーで反応率は変わります。しかしまずは方法論としてまとめてみました。インターネットマーケティングが得意な私たちも、過去にほとんどの手法を試した事があり、アナログの集客方法の良さは感じています。ぜひ参考にしてみてください。